ocnで作れるvpn - はじめてのOCNの固定IP

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ocnで作れるvpn

ocnでもらえる固定ipを活用するとvpnを作れますが、そのためにはこのアドレスが何個必要で、どのようなvpnを作れるのでしょうか?
vpnにもそれぞれで構築の形がいくつもありますが、ここでは基本的な形として、本店と支店を結ぶような社内ネットワーク形式を考えてみましょう。
このためにocnで固定ipを取得する方も多いですからね。

このときに必要な固定ipについて、たとえば支店が2か所あれば、本店とあわせて合計3個の固定ipは必要と思えるでしょう。
それも間違ってはいません。
vpnでつなぐ拠点の数だけ固定ipがあれば、相互にやりとりできる仮想ネットワークが作れます。

ただし、実際に情報をやりとりする形によっては、無理にすべての拠点に固定ipは必要ありません。
先の例の場合、支店が2か所あっても、これら支店から本店へ報告などを上げるだけなら、固定ipは本店用の1個でも構わないのです。
このとき2か所ある支店は普通の動的IPアドレスでインターネットに接続する形になりますが、このとき本店の固定ipに向けて接続を行えば、少なくとも支店から本店へ送る情報は、普通の接続時のように第三者に見られることはありません。

本店から支店への情報送信、もしくは別の支店から支店への情報送信がないなら、ocnでもらう固定ipは1つで十分です。
ただし、このようなvpnの場合、本店から支店へ、もしくは別の支店同士の情報のやりとりは普通の接続と変わらないため、外部に漏れると困るような情報は送信しないのが基本です。

それだと困る場合、つまり本店と支店同士が自由にやりとりでき、そのすべての通信内容を第三者に見られないようにしたいなら、すべての拠点に固定ipを割り振り、それぞれがその特定のアドレスに向けて接続する形となります。
そうなると固定ipはvpnでつなぐ拠点の数だけ必要になります。
本店と支店で合計3か所をつなぐなら3個、10か所の拠点をつなぐなら10個の固定ipアドレスが必要ですね。
このようにocnでもらえる固定ipで基本的なvpnを作れるのですが、そのときに必要なアドレス数は構築するvpnの形に応じて選んでください。

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